ご主人:
それがこの家を担当してくれた方なんですが、なんだか不思議なオーラを発している人でして。
よその住宅を褒めたりして、ちっとも売り込んでこないんです。
「この家の床材はムクだから暴れることもありますよ。メンテナンスフリーなものがお好みなら向かないですよ」なんて説明するんです。
ある意味欠点というか、クセというか、そういうものを隠さずに教えてくれる人なら、逆に信頼できると感じたんです。
それに、私は古い車が好きでして。
手の掛かるものは、愛着が深まることを知っていますから、この一言でかえって惚れ込んでしまったくらいです。
奥様:
担当の方との相性もとても大切で、家を建てるにあたっての疑問点、不安な事や年収や財産、生活スタイルまで自分たちの事をある意味さらけ出してお伝えする事が必要だと思いました。
本当に信頼でき、私達の身になって真剣に考えてくれる人でなかったら、いい家なんかできないと思うんです。
ご主人:
本当にそう思います。
それに実際に建てられた家を見せてもらったのも良かったですね。
展示場だと、インテリアまで完璧にコーディネートされ、設備や仕様もトップグレードのものを見せられますよね。
でも、実際に私達が建てられるのは、それよりもぐんとランクが落ちてしまう。
これでは何の参考にもなりません。
むしろ実際に建てられた等身大の住宅を見学した方が、実感も沸き、勉強になります。
そういう所にも、私達と同じ目線、価値観で家づくりをしようという哲学を感じ、感心したのを覚えています。